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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2017年3月13日(月)

お餅とお団子の違いは?

『料理の違いが、よくわからない』

外国の料理を食べると疑問に思ったりしませんか?

 

たとえばインドのカレー。日本人が見ればどれもスパイスたっぷりで全部カレー。

でもインド人いわく、『これはカレー。でも、そっちは違う。』

 

たとえばベトナムの麺。

『これはフォー、それはブン、こっちはフーティウ。』

 

うーん、何がどう違うの?

疑問をぶつけても、明確な答えが返ってこないことがほとんど。

この違いの見分け方って実は【感覚】。

生まれ育った環境で、自然と食べてきたからこその【感覚】。

 

もちろん日本人もこの【感覚】をしっかり持っています。

だから、うどん、そうめん、冷麦、きしめん、ほうとう、などの違いは、見れば食べれば、皆様わかっていらっしゃいますよね?

 

では、お餅とお団子の違いは?

見ればわかるよ~!

うん、その通り!

日本人100人いれば、98人はまずは見た目で違いがわかるはず。

 

では見た目以外の違いは何?

こう聞くと、正しく答えられるのはおそらく100人中5人くらい。

 

お餅は、もち米など穀物の粒を蒸してついて、ちぎって丸くしたり、平たく伸ばして切ったもの。

お団子は米などの穀物の粉を水かぬるま湯を加えこねて丸め、蒸したりゆでたりしたもの。

うるち米の粉100%のものもあれば、一部もち米の粉を加えたもの、他の雑穀の粉を加えたものなど、配合はいろいろ。

味も食感も配合で変わります。

〔※基本的なお餅の材料はもち米が多いですが、うるち米に比べ高価であるため、うるち米や他の雑穀で作る地方や料理もあります。〕

 

お餅と団子の違いは、

【お餅は粒から、お団子は粉から】

作られているという、材料の形状の違いなんです。

 

あなたは5人のうちに入っていましたか?

 

【Q9お餅と団子の違いのこぼれ話:米の粉もいろいろ?】

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協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。