ページトップへ戻る

季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

日本和食卓文化協会のフェイスブックページへ
日本和食卓文化協会のインスタグラムはこちら

2024年2月19日(月)

昔のひな祭りの和菓子といえば

令和の現代のひな祭りの和菓子の定番といえば、菱餅・桜餅、ですよね?
ですが、実は桜餅が生まれたのは江戸時代中期、菱餅は江戸時代後期と言われています。

 

では、それ以前のひな祭りの和菓子は何だった?かというと、、、

 

【草餅】

です。
今は草餅というと基本、蓬餅ですが、昔は蓬だけでなく身近生えているぺんぺん草なども使っていたようです。

だから蓬餅ではなく、草餅なんですね。

甘いものが貴重だった昔のお菓子は、今のような嗜好品ではなく、疲れた身体をいやす薬。
貴重品の砂糖を使い、薬草を練りこみ、身体から邪気を祓う意味がある小豆のあんこで、厄除けのために食べていたもの。

乾燥ヨモギがあるため、今では一年中食べられる草餅ですが、本来はこのひな祭りのお菓子。
なのでこの季節の草餅は、ひな祭りにちなんだはまぐり型や、縁起物の巾着型なども並んでいます。

こんな日本の伝統和食卓文化とおうちゴハン和菓子を学ぶ、
日本和食卓文化マイスター講座、対面・オンラインあり。

 

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。