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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2018年10月29日(月)

【こぼれ話】第一弾:Q9.お餅と団子のこぼれ話~米の粉の種類って?

お団子や和菓子に使う
一般的な米の粉は3種類。

上新粉、もち粉、白玉粉です。

この違い、わかりますか?

 

【上新粉】は、私たちが普段食べている、
うるち米を水に浸し、
乾燥させてから粉状にしたもの。

しっかりとした弾力や歯ごたえがあり、
お団子によく使われます。

 

【もち粉】はこれと同じ製法で、もち米から作ります。

 

【白玉粉】はもち粉と同じで、
もち米から作りますが、製法が違います。

もち米を水に浸けて砕き、
沈殿した澱粉を乾燥させたもの。

 

上新粉、もち粉が粉状に対し、
白玉粉は細かい塊。見た目は葛粉に似ています。

 

もち粉より澱粉が多いので、
よりなめらかでツルんとした
柔らかい仕上がりになります。

 

この3つ以外にも、

【団子の粉】という名の、
上新粉ともち粉を各メーカーの配合で
混ぜた粉もあります。

 

これらの粉の配合と作り方の微妙な違いで、
いろんな餅菓子や和菓子があるのです。

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。