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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2022年10月22日(土)

神在月・出雲の真菰で注連縄飾りを

旧暦の十月は神無月ですが、出雲の国だけは呼び方が違います。

【神在月】かみありづき とよみます。


↑出雲大社本殿の注連縄

 

日本全国の神様が旧暦十月に出雲大社に集まり、縁結び会議をしたと言われていて、神様がいなくなるから神無月。

出雲だけは神在月なのです。

出雲大社の拝殿の大注連縄は稲わらで出来ていますが、本殿の注連縄は大昔からのならわしで、

【真菰】まこも

で出来ています。


↑出雲の真菰

 

真菰は稲作が大陸から伝わるよりも前から日本に自生していて、神事に使われていた神聖な植物。

今も自生はしていますが、『マコモダケ』栽培のために作っている農家さんもあります。

私の故郷・島根県雲南地方のお正月の注連縄はこの真菰でできていて、鶴亀などの飾りがつくものもあります。
その鶴亀の注連縄飾りの作り方のWSに参加しました。

慣れないとちょっと難しいけど、ちゃんと鶴亀に見えているかな?これは高1の長女作です。

 

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。