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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2018年10月29日(月)

【こぼれ話】第一弾:Q2.お椀とお碗のこぼれ話~今、木のお椀に襲いかかる危機とは

陶磁器の伝来で、和食器のほとんどが陶磁器になってしまった中で、
唯一この座を守り抜いた汁椀ですが、

ここ10年、また新たな危機が襲いかかっています。

それは・・・【食器洗浄機】

 

高温のお湯と研磨材入りの洗剤で洗い、その後は温風で乾燥させる、
食器洗浄機は、漆器の大敵!

 

【乾燥・研磨・高温】は
漆器の割れ・はがれ・わん曲の原因になります。

そのため、汁椀を木から陶磁器に替える家が増えてしまったのです。

 

漆器屋さんも時代に合わせてがんばっていて、
【乾燥・研磨・高温】にも耐えて
【電子レンジ可】の漆器も登場していますが、

これはこれで、やっかいなのが、見た目では判断ができないこと。

 

食洗機・電子レンジ可の漆器に慣れてしまうと、
本来はNGである本物の漆器までレンジにかけてしまう悲劇が
起きてしまうのです。

 

実際にテレビ番組撮影の時に、

高級なお雑煮椀をスタッフさんがレンジに入れようとして、
心臓が止まりそうになった、なんていう話を聞いたりします。

 

漆器をこの先も日本人が使い続けるために、
本物漆器とこの食洗機・電子レンジ可漆器が、

一目でわかる工夫が必要かもしれません。

 

漆器屋さん、ぜひぜひよろしくお願いいたします。

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。