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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2023年3月3日(金)

実家のちらし寿司は【焼き鯖寿司】

私の実家は、昔、仕出し専門のお寿司屋をしていました。
昭和のまだ田舎では外食が珍しかった時代です。

短大から東京で、私の料理は様々な撮影で食べらせていただいた料理研究家さんや、習いまくった日本料理➕世界の料理がベースになっていて、残念ながら実家のお寿司の詳細レシピは覚えていません。

でも、門前の小僧。
毎日見ていたお寿司を作る行程は、子どもでしたがしっかりと頭に焼き付いていて、寿司飯の混ぜ方、巻き寿司の巻き方、稲荷寿司の詰め方などは,習っていなくても私の中にしっかりと生きています。

実家の屋号は【寺領屋】じりょうや、と読みます。
寺領屋のちらし寿司、かまぼこ・かんぴょう・玉子焼が入っていたのは覚えているのですが、他に何が入っていた?何が普通とは違う具材が入っていたような?

でも思い出せない。もう30年以上前に廃業したので。昔だから写真も無い。

姉にLINE。姉も覚えていないという。
ところが翌日、
「焼き鯖入ってなかった?」と姉から。
そう、そう、それ!
普通のちらし寿司には入っていないもの!焼き鯖ほぐし!!

そういえば、雲南市の伝統名物料理でした、この焼き鯖寿司。地元が舞台の映画にも登場していたな。

全く同じにはならないけれど、近いうちに寺領屋のちらし寿司を再現して写真をこのページにアップ予定♪

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。