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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2022年1月22日(土)

お食い初め膳の色の違い

赤ちゃんが生まれて100日元気に育ったことを祝い、食べ物に困らない願いを込めた伝統行事、お食い初め。

このお食い初め膳、じつは男女で色が違います。

男の子は朱塗、女の子は黒塗(内側だけ朱)。 ※ただし地域により逆もあり。

お食い初めは赤ちゃん行事の中でも、裕福な家が後継ぎの誕生を祝って行っていたもので、庶民がやるのはまれだったそうです。

裕福な家でも女の子の場合は、後継ぎと差をつけるため、あえて色を変えたのだとか?

 

なぜ男の子が先に朱塗なのか?

お食い初めが始まった平安時代のころは色で身分を表していて、黒より赤のほうが位が高かったからだとか?

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。