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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2019年5月23日(木)

柏餅、西日本の場合/粽VS柏餅

もうすぐ旧暦端午の節句。
前回、東日本の柏餅のお話をしましたので、これから数回にわけて西日本の柏餅のお話を。

柏餅はいまや全国区ではありますが、元々西日本の端午の節句の伝統食は、
【粽・ちまき】です。

東日本生まれの方には馴染みが少ないこの粽ですが、西では馴染み深く、いろんなタイプ・包み方の粽が存在します。

粽といえば、まず京都。
7月・祇園祭りの頃の八坂さんの粽は、厄除けの粽。
食べるためではなく、家に飾り、悪い物が入ってこないようにするための粽です。
でも街中の和菓子屋さんでは、この時期には、中にういろうが入った、食べる粽も登場します。

京都の粽と包み方が似ているのが、出雲の粽・笹巻き。
6月になり、笹が大きく成長した頃に作られる旧暦端午の節句の伝統食。
中はお団子で、茹でたり蒸したりして、きな粉や砂糖醤油でいただきます。
厄除けの意味もあり、たくさん作り、近所や親戚へ配る習慣があります。

西だけでなく、かつて北前船で京都文化の影響を受けていた新潟や山形にも、粽の習慣がありますが、その話はまた別の機会に。

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。