ページトップへ戻る

季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

日本和食卓文化協会のフェイスブックページへ
日本和食卓文化協会のインスタグラムはこちら

2019年5月4日(土)

柏餅、東日本の場合/味噌あんのお話

柏餅のあんこ。

普通に考えれば、こしあん・つぶあんの二種。

手亡豆の白あん、と言う場合もあるかもしれません。

 

関東の柏餅には、もう一つ、【味噌あん】があります↓

とはいえ、めったに出会えません!

味噌あんの柏餅はかなり貴重、でも実はファンが多いのです。

かくいう私も味噌あんファン。

でもお店であまり出会えないので、いつも手作りの味噌あんで柏餅を作っています。

 

味噌あん好きな人はきっと、甘いものがあまり得意ではない人。

あんこがちょっと苦手な、しょっぱい派の人です。

(私は両方大好きですが!)

 

粒あん派の人が間違えてこしあんを食べたとしても、ま、いいか、ですが、

味噌あん派の人が間違えてあんこを食べてしまったら・・・ショックです。

 

これはあくまで日本和食卓文化協会の推測ですが、

あんこと味噌あんを”絶対に間違えないために”はまぐり包みは生まれたのではないのか?

と考えています。

だって、見えてますからね、間違いようがありません。

 

丸包みをする地方には、味噌あんがある、という話はあまり聞きません。

皆様の地方の柏餅はいかがでしょうか?

はまぐり包み文化圏を特定したいので、情報お待ちしています!

 

ただ、丸包みの餅の色を変えるという、新種の分け方もあるようで・・

これは、餅の色を変える、お話へ↓

柏餅、東日本の場合/最近のお餅の色の違いのお話

 

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。