ページトップへ戻る

季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

日本和食卓文化協会のフェイスブックページへ

2018年1月3日(水)

出雲のお正月料理:赤貝・野焼き・津田かぶ漬

毎年お正月は出雲から姉一家が我が家へ。

そのため、お正月の食卓には出雲のものが並びます。

姉たちのお土産、出雲の【あご野焼き】と、松江の【津田かぶ漬】。

そして出雲の冬・お正月といえば【赤貝の煮付】

赤貝と言っても東京のお寿司屋でいただく大きな高級貝ではなく、

あさり位の大きさの小さな赤貝。

今はとれなくなってしまい、岡山あたりから県輸入(?)していますが、

もともとは地元の中海でとれていた地元の冬の食材で代表料理。

食べ始めると止まりません!

 

大昔、フードスタイリストのアシスタント時代に料理研究家の大先生からこの小さな赤貝のことを、

『東日本では【ばち貝】と呼ぶ』と聞いたことがあります。

大きい赤貝のすぐそばにいて、見た目がそっくりで赤貝然としているけれど、

実は赤貝とはまったく別の貝だから、身の程知らずの【ばち貝】と。

 

『出雲人にとっては、この小さい赤貝こそが赤貝!』

と、実は心の中では憤慨していた、けれど大先生にそんなことは口が裂けても言えなかった、

20代の頃の私のお話。

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。